iPad mini 6が発売されてからまもなく丸3年が近付いてきました。
活用方法を日々模索しながらようやく辿り着いた答えがありますので、今後購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
恐らく、多くの方は11インチクラスのiPad Pro やiPad Airと迷われているかと思います。iPad mini 6とそれらの製品との比較を前提としてレビューさせていただきます。
目次としては下記のようにまとめさせていただきました。
まずはメリット、デメリットを押さえさせていただきます。その後、シチュエーション毎の考察、それぞれの人の立場による考察を行います。
そして、向いている(継続して使用される)と思われる人、向いていない(いずれ使わなくなる)と思われる人を挙げます。
最後に私の実体験に基づいて辿り着いた答えをまとめさせていただきます。
それではよろしくお願いいたします。
iPad mini 6のメリット
軽い & 小さい
- 片手で持てる最大サイズのタブレット。特にMagSafeシールを貼り、MagSafeリング等を付けることで更に持ちやすくなる。
- バッグを選ばない、さっと忍ばせられる(ボディバッグにも収納可能)
- サブ機(別にPC、iPad 11インチクラスを持っている)として使用しやすい
ベゼルレス & Apple pencil 第二世代が使用可能
- 時代に遅れているタブレット感がない
- 長期的にも劣等感を感じずに済む
所有欲、満足感を満たす
- iPhoneでは物足りない、一方で11インチクラスは使用するのに色々気になる(重さ・大きさ・周りの目)ことがあるが、iPad mini 6は針の穴に糸を通すようにそれらを絶妙にクリアし、満足感を満たす
Pencil、Split View
- iPhoneにはできない、Pencilを使用した手書きができる
- iPhoneにはできない、Split View ができるため2画面同時に作業ができる
ロマン、情熱
- 「これ1台で全て完結できるかもしれない」という可能性やロマンや情熱を感じられる
- 11インチクラスでは片手持ち使用に限界がある一方で、iPhoneでは手書きやSplit Viewができない。miniだけが「これ1台で全てを完結できる」可能性を残している
Lineによるビデオ通話
- Lineによるビデオ通話(手に持つ時間が長くても腕の力は一定時間であれば耐えられる)との相性もよく、11インチクラスの場合は外付けキーボードタイピングには向いているが、それ無しでの文字入力には向いていない、数分でも手持ちビデオ通話はキツくなってくる。
タイピング
- 縦向きで手に持った状態でのキーボードタイピングは非常にしやすい。iPhoneでは小さく、11インチクラスでは大き過ぎる、重すぎる
iPad mini 6のデメリット
画面が小さいため、Split Viewはきつい時がある。
- メモアプリをコピペでSafariに貼り付けるぐらいは全く問題無し
- 読書しながらメモなどは1:1でも1:2の分割でもちょっときつい
キーボード
外付けMagic Keyboardがない。サードパーティ製にしても結局はiPad mini6サイズの横幅でキーボードを作るため、ややタイピングがしにくい。
スピーカー
- Proに比べると音質が落ちる。2スピーカーvs4スピーカーとなり、臨場感が劣る。
- ただ一般的なYouTubeなどのコンテンツ消費の意味では全く問題ない。
シチュエーション毎の考察
デスクでスタンドに立てかけて使用する
背もたれにかかった状態でデスク上のiPad mini 6では距離の問題から雑誌やスポーツ観戦などで少し小さく感じることがある。
手に持って使用する
ソファーや電車などで手に持って使用する場合、11インチクラスは重くて続けられないが、mini6ではそれができる
ベッドで寝ながら使用する
11インチクラスは手で長時間は持てないがmini6ならそれができる
家でのながら作業時(皿洗い、歯磨き、洗濯物)
- 圧倒的にiPad mini 6優位で、省スペースでコンテンツを楽しめる。
- iPhoneでは小さいが、11インチでは大き過ぎる。
膝の上に置いてpencilを使用する
- 目から膝までの距離の問題からmini6は見にくい
- 手に持って使用する分には良いが、長時間はしんどくなるため机がない状態でのApple Pencil使用は11インチの方が見やすい、使いやすい
iPad Pro 11インチ↓
iPad mini 6↓
商談、店舗での製品・サービスの説明時
- 相手にPowerPointやPDFなどを見せる場合、文字が小さくなり、見にくいと感じられる可能性がある(既存写真挿入)
- Apple Pencilで書きながらお客さんに説明するには画面が小さい一方で、11インチクラスは相手にもしっかり見せることができる
- 長時間、店舗や得意先で立った状態で手に持って待機する、作業をするという意味では圧倒的にmini6の方が軽いため快適
- 商談時にさっとメモを取る場合は11インチクラスよりiPad mini 6の方が目立たずにメモを取りやすい(11インチクラスは自分も相手もちょっと何か気になる)
iPad mini 6が向いている人
キーボード操作
必要な場合は外付けキーボードでやるから十分という考えが元々ある
情熱、ロマン
全てをこの1枚で完結したいという情熱、ロマンがある
既婚者
隙間時間が発生しやすい
隙間時間の過ごし方
隙間時間をタブレットで楽しみたい、もはやiPadを楽しみたい
サブ機としての使用
メインでは別にPCやiPad11インチクラスを使用しているため、元々サブ機として使用を予定している
サブ機としてPencilの使用用途が明確
メモをとる、ノートを描く、絵を描くなど用途が明確になっている
ただ、Pencilをメインで使う予定の場合、画面の小ささが気になる可能性があるため、あくまでもサブ機のPencil利用としてがオススメ
持ち運び
大きなバッグを持ちたくない、ボディバッグなど小さなバッグに入れて持ち歩きたい
iPad mini 6が向いていない人
キーボード作業を多く予定している
長時間の作業では必ずキーボードが必要になってくる
基本的にデスクに置いて使用する予定
11インチクラスに比べて画面が小さいため、顔からデスクに置いたiPad mini6との距離の影響で、コンテンツによっては小さく感じる。手に持って使用、閲覧する分には十分。
膝の上でメモすることが多い
膝の上に置いたiPadから顔までの距離の影響で、画面が小さく感じる、安定感に欠ける。
仕事で相手にiPadの画面を見せる機会が多い
相手に画面が小さいと感じさせてしまう。
Apple pencilを使用する予定がない人
これもしかして、、全部iPhoneで良くないか?となる
コンテンツ消費はiPhoneで満足している人
これもしかして、、全部iPhoneで良くないか?となる
11インチクラスのiPadからの乗り換えを検討している人
画面が小さくなり、ストレスを感じる場面が多々出てくる。実際に私も乗り換えには失敗しました。
使用用途が明確でない
買ったものの段々と使用頻度が減っていく傾向がある。
おすすめ構成
64GB Wi-Fi&セルラーモデル
- 外出先で使用が多い人はWi-Fi&セルラーモデルを選んだ方が良く、その予定でない方も高いですが、後から変えれますのでWi-Fi&セルラーをお勧めします
- 私はWi-Fiモデルを購入し後悔してます、、
- ゲームなどの重たいアプリをダウンロードしない方は64GBで基本的には十分かと思います
- 128GBが発売されていれば、それがBestなのですが、64の次が256GBになり値段が上がるため
THE FROST AIR (iPad mini 6) / CASEFINITE
- ケースはFrost Airを使用することでiPad miniのメリットである片手持ち使用を実現しつつ、傷から守ってくれているという安心感が得られる、究極のバランスが取れます
- MagSafシールを貼りBOYATAの MagSafe Ringを組み合わせます
- Pencilが使用しやすい角度。(ガタつかないように手で少し添える必要がある。)
私は結局iPad mini 6をどう使っているのか
①究極の「ながらデバイス」
家の中で隙間時間にソファーでくつろぎながらノートを描いたり、Amazonでショッピングをしたり、ながら作業(歯磨き、皿洗い、洗濯物)で使用しています。
②ボディバッグに忍ばせちょっとしたお出かけ
出かけた際に隙間時間ができればiPad mini 6を扱い、私を楽しませてくれます。万が一、隙間時間が無かった場合でも荷物としては軽い小さいので後悔は少ないです。
ただ、Wi-Fi&セルラーモデルであれば、今日はiPad Pro 11インチ、今日はiPad mini 6など場合によって使い分けられたのでその辺りは後悔しております。
現在はiPad Pro 11インチのサブ機としての位置付けになるため、基本は室内利用になるため現状でもある程度満足してます。
③出張、帰省時に大活躍
出張時のホテル、帰省時に寝ながらサッカー観戦、隙間時間のリビングでネットサーフィンをしたり写真を観たりして楽しんでます。
④iPad Pro 11インチとの併用
- メイン機としてのiPad mini 6は諦め、iPad Pro11インチ(第二世代)を整備済製品で購入しました。
- 予算が許すのであればiPad mini 6と11インチクラスのiPadの併用をお勧めします。結局はそれぞれの弱点を相互に補うため、生活や仕事全体として高い満足度が得られます。
- 11インチを使うことで、iPad mini 6の良さに気付き、iPad mini 6を使うことで11インチクラスの良さに気付くということが日々繰り返されるため、高い満足度が得られ、買い替えや乗り換えの迷いもなくなります。
⑤楽しい友達と信頼できる相棒
- iPad Pro 11インチは仕事で使う頻度も多い一方で、iPad mini 6は完全にプライベートを楽しむ目的で使用しているため「iPad mini 6」=「楽しい友達」、「iPad Pro 11インチ」=「信頼できる仕事の相棒」という印象を持っております。
- そのため、iPad毎に印象のメリハリが付いているため、iPad mini 6は「楽しい、面白い、気が休まる」という良いリフレッシュ効果を感じています。
- 1台に全てを求めることは難しいと感じました。例えるなら、「一緒に居て楽しい友達とビジネスを始めてうまくいかない」、「信頼できる仕事の相棒に楽しさを求めてしまってなんか楽しくない」みたいな感覚です。
最後に
iPad自体、買ったものの眠ってる方も多いと思います。
iPad mini6は人によっては生活の中でちょうど色んな隙間、満足度を埋めてくれるアイテムになります
勢いで買って、後から新たな発見があるパターンも存在しますが、あらかじめどういう時にどのように使いたいのか、この記事を参考にしていただき、色々と洗い出してから購入されることをお勧めします。
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